「エライね」と言い続けた結果

期末テストが終わった中学もあり、その中に頑張りを見せてくれた驚きの男子生徒がいます。
普段はあまり宿題もできない状態ですが、授業には遅刻せずに時間通りにやってきます。
それを「エライね」と言っていました。土日のテスト対策も、日曜は用事があると話していましたが、それが終わってから来るよう伝えていました。土曜日に「エライね」、そして、日曜日も遅れても勉強に来て「エライね」と褒めてあげました。
月曜も自主勉に来て「エライね」、火曜からテストでしたので、「明日は頑張ってよ!」と言って送り出すと、元気よく「はーい」と答えてくれました。火曜の16時頃、保護者から「3時に教室に言ったけど、開いてなかった」と電話連絡がありました。教室は4時に開きますとお伝えして、すぐに来てもらいました。一体全体どうしたのでしょう? 本人に「やる気になったの?」と尋ねてみましたが、まだ発達途中の子供さんのため、自分の思っていることや考えていることを上手く表現できないようです。とにかく「エライね」と褒めてあげました。1学期はそれほど意欲が見られず「奇跡」が起こったように感じられます。何だか狐につままれたような気持ちですが、これからもメリハリをつけて頑張ってくれることを期待しながら成長を見守りたいと思います。